歯周病とは歯と歯茎の境目である、歯周ポケットにプラークや歯石がつき、そこに細菌が繁殖することで、歯の周囲の歯肉や骨に炎症が起こる病気であり、進行期と安定期を繰り返し緩慢に進行していく難治性の慢性的感染症です。

歯周ポケットにプラークがつき細菌が繁殖し歯肉に炎症がおこります。炎症により歯肉が腫れることで歯周ポケットが深くなっていきます(3〜5mm程度)。症状としては歯肉が赤くなったり出血しやすくなります。

歯周ポケットが深くなり、細菌がより繁殖され、歯肉だけでなく骨にまで炎症が及ぶことで骨が溶けていき、より歯周ポケットが深くなっていきます(4〜7mm程度)。症状として歯がグラグラする感じがしてきたり、口臭がしてきたりします。

さらに歯周病が進行し歯の根の3分の2ぐらいまで骨が溶けてしまうとより歯がグラグラし、噛みにくくなってきます。症状として歯肉がブヨブヨしてきたり、膿が出やすくなったりします。

歯周病治療

プラークや歯石除去などのクリーニングを行っていきます。状態によっては歯石除去に回数がかかります。またクリーニングだけでは改善難しい場合は歯周外科などの特別な治療が必要であり、さらに状態が悪い場合には抜歯が必要になります。

メンテナンス

歯周病の予防には毎日の歯磨きをしっかり行っていくことが最も重要ですが、定期的に検査を行い状態をしっかり把握し、状態によっては歯科によるクリーニングや歯ブラシの指導を受ける必要があります。安定期を維持するためにも予防歯科が重要になります。